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01HIPSTAMATIC

HIPSTAMTIC写真集2014年11月

コンクリートの匂い。
車のタイヤがアスファルトを削る音。
頭上を覆いかぶさる、巨大な口。

ここは、光の胎内。

外の世界と隔絶された、静かで冷たい空間。
でも、どこか懐かしい匂いがする。
それは、まだ私が生まれる前にいた、お母さんのお腹の中に似ているのかもしれない。

この写真を撮った時、私は、人生のトンネルの中にいた。
出口の見えない、長くて暗いトンネル。
でも、光は必ずやってくる。
それを信じて、私は、今日もまた一歩、前に進む。

見上げると、そこに龍がいた。

それは、空に浮かんでいるようにも、水の中にいるようにも見えた。
灰色と青色が混ざり合った、不思議な空間で、龍は静かに、でも力強く、渦を巻いている。

私は、この龍の絵を見ていると、心が静かになるのを感じた。
龍は、私たち人間よりもずっと大きな、そして深い、何かを知っているようだった。
それは、言葉では言い表せない、もっと根源的なもの。

この場所は、私にとって、特別な場所になった。
疲れた時、迷った時、ここに来れば、龍がそっと、教えてくれるような気がした。

龍は、いつも、そこにいる。

この写真を見たとき、私は、言葉を失った。

それは、静かで、そして、とても優しい光景だった。

お地蔵さまが、たくさんのコインを抱えている。
まるで、私たちに何かを分け与えようとしているみたい。

ほほえみ

コインは、きっと、誰かがお供えしたものだろう。
願いを込めて、そっと置いたのかもしれない。
その想いが、お地蔵さまを通じて、私にも伝わってくるようだった。

この写真には、人の優しさが写っている。
誰かのことを思いやる気持ち、そして、ささやかな祈り。
それは、とても美しいものだと、私は思う。

この写真を見ていると、心が洗われるような気持ちになる。
私もまた、誰かのために、何かできることはないだろうか、と考えさせられる。

ハンバーガー。

それは、真昼の月みたいだと思った。

まんまるくて、ふっくらしていて、どこか神聖な光を放っている。
バンズの上のゴマが、星みたいにキラキラ光って、
中から覗くチーズが、とろーりとした優しさを湛えている。

かぶりつくと、じゅわっと肉汁があふれて、
レタスのシャキシャキ感と、トマトの酸味が、
口の中で踊り出す。

ああ、なんて幸せなんだろう。

おいしいという言葉しか出てこない。

私は、ハンバーガーが好きだ。
それは、単なる食べ物ではなくて、
私にとって、特別な存在。

それは、真昼の月のように、
そっと、私を照らしてくれる。

夕暮れ時、静かな公園。
木々は、そっと赤や黄色に色を変え、 まるで、私に何かを語りかけているよう。

地面には、落ち葉がふかふかと積もっている。
その上を歩くと、カサカサと音がして、 それが、どこか懐かしい子守唄みたいに、 心に響く。

公園には、誰もいない。
乗り物も、静かに佇んでいる。
でも、私は、この静けさが好きだった。

黄昏の公園は、私にとって、特別な場所。
それは、過去と現在、そして未来が交差する場所。

ここで、私は、自分自身と向き合う。
そして、また明日から、新しい一日を始める力を、 もらう。

夜の帳がゆっくりと下りてくる。
街は、昼間の喧騒を静かに閉じ込めて、 別の顔を見せる。

私は、この時間が好きだ。
昼間は忙しなく過ぎる時間が、 夜になると、ゆっくりと、そして優しくなる。

写真に写っているお店の、 温かい光が、私を誘っている。
ちょっと、寄り道してみようかな。

夜の街は、不思議な場所。
それは、日常と非日常が混ざり合う場所。

私は、ここで、色々な物語に出会う。
そして、その物語の中に、 そっと、自分自身を重ねてみる。

赤い屋根の停車場。
それは、私にとって、特別な場所だった。

ホームには、大きな木があって、 季節ごとに、違う顔を見せてくれた。
春には、可愛らしい花が咲き、 夏には、涼しい木陰を作ってくれた。

駅舎の中には、いつも、様々な音が響いていた。
列車の音、アナウンス、人々の話し声。
それは、私にとって、一番落ち着く音だった。

赤い屋根の停車場は、もうない。
地下にもぐってしまったのだ
でも、私の記憶の中に、 いつまでも、生きている。

この写真を見るたび、 あの頃の温かい気持ちが、 蘇ってくる。

用賀の駅で、私は、光の庭を見つけた。
それは、まるで、都会の喧騒を忘れさせる、 静かで美しい空間。

駅を行き交う人々は、 それぞれの物語を抱えている。
喜び、悲しみ、希望、そして不安。

光の庭園は、そんな彼らを、 優しく照らしている。 そして、そっと、 勇気をくれる。
用賀の駅は、私にとって、 特別な場所。 それは、日常と非日常が交差する場所。

この写真を見るたび、 また、あの場所へ行きたいと思う。

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