プロローグ
代官山の駅って何処にあるのかわからなくなってしまう
だが旧山手通りってよく通っていたな
過去を思い出してみるとそうだなぁ
渋谷で遊んで、中目黒で夜明けを迎える為に、代官山交番前から目切坂を下って中目黒に向かっていた
そしてご飯を食べた頃に始発が動くんだ
代官山交番前から中目黒に向かうその道中、静かな夜の街並みと淡い街灯の光が印象的だった
当時はカメラなんて持ち歩く時代がなかったからなぁ
想いでなんて曖昧な記憶以外何にもないよ
不思議とよく酔っぱらっていたことと、帰巣本能はすごいという事だけ覚えている
代官山駅を降りると、おしゃれな人々がいっぱいいるよ
駅前の喧騒を早々に抜けて代官山交差点から、旧山手通りを歩いて246に向かったんだ
地図
散歩ルート
代官山駅から池尻大橋駅まで、2kmくらいしかないのか
意外と近いな
最短距離はこちららしい
蔦屋書店
代官山の蔦屋書店がオープンしたのは2011年だった
あの頃、二子玉川のライズが開業した時期とほぼ同じだ。(ちなみに、蔦屋家電は2015年にオープンした。)
振り返ってみると、ちょうど東日本大震災の後だったんだなと思う
何度か訪れる機会があったけれど、いつもどこか「意識が高そうだな」と感じてしまい、中に入るのをためらってしまった
それは、あの場所の独特な空気感に押されていたからかもしれない
オシャレで洗練された空間には憧れもあったが、その一方で、自分には少し敷居が高く感じられたのだ
そして今日も中には入らず立ち去ったのであった
マレーシア大使館
ふと、洗練された建物が目に入り、思わず足を止めた
南国の雰囲気を漂わせるその建物は、どこか異国情緒を感じさせる
後で調べてみると、マレーシア大使館だとわかった
坂道に沿って建てられているせいか、斜めに見える不思議な感覚があった
そのせいで、どこか浮いているような、地面と建物の関係が曖昧に感じられたのかもしれないな
都会の中で南国の風を感じさせるその存在は、少し異質で、どこか神秘的な魅力を放っていた
山手通りと246の交差
山手通りから246に入るときに駆け上がるループ
この先、信号がないところで246に入るので、ちょっとドキドキするポイント
エピローグ
池尻大橋駅に着いた
池尻ジャンクションの上にある、目黒天空庭園もなかなかいい
池尻大橋駅周辺は、交通量が多いがアクセスはいいな
今回撮影に使ったカメラ
SONY α7C II ILCE-7CM2
今回撮影に使ったレンズ
SonySEL14F18GM