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DaVinci Resolve 20 Public Beta発表!注目の新機能を徹底解説

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DaVinci Resolve 20 のPublic Betaだと!

DaVinci Resolveを立ち上げようとしたら、アップデートのメッセージ
結構頻繁にアップデートあるよねと思っていたら、バージョン20だと?
Public Betaとは言え、インストールすることにしてみた

ファイルの大きさは7.48GB
結構大きいな、待っている間に情報収集

今回のバージョンでは特に「AIによる編集ワークフローの効率化」というテーマ

編集・カラーグレーディング・オーディオ・VFXといった各部門にまたがる強力なツール群に、さらにAIアシスタント機能が融合することで、作業の時短やクオリティの底上げが可能に。
もはや「AIと共に編集する」時代が本格的に始まったといえるでしょう。

本記事では、DaVinci Resolve 20で新たに搭載された注目の機能をわかりやすくご紹介しながら、それぞれがどのようなシーンで活用できるのか、また編集者にどんなメリットをもたらすのかを丁寧に解説していきます。

DaVinci Resolve 20の新機能

  • キーフレームエディター
    • パワフルなカーブビューとユニークなカーブ専用ビューとタイムライン描画機能を搭載。
  • AIベースのINTELLISCRIPT
    • スクリプトに基づき、一致するタイプでタイムラインを自動的に作成。
  • ボイスオーバー録音
    • ボイスオーバーを簡単に録音。プロンプターと録音オプションに対応。
  • AIベースのMAGIC MASK 2
    • 業界的な女性の特長:正確性、マスクペイントツールを搭載。
  • ディープイメージの合成
    • 深度エレメントのシームレスな統合と深度ベースのレンダリング。
  • BLACKMAGIC CLOUDフォルダー
    • プロジェクトのコラボレーター間でメディアを共有、読み込み、編集。
  • AIベースのAUDIO ASSISTANT
    • オーディオを分析してプロレベルのオーディオミックスをインテリジェントに作成。
  • 会話マッチャー
    • 異なるクリップのトーン、レベル、雰囲気とシームレスにマッチング。

目玉機能をピックアップ【AI編】

今回のDaVinci Resolve 20では、AIを駆使した編集支援機能が大きく進化しています。

従来の作業フローにおける「時間がかかる」「手間が多い」といった課題を、AIが“サポートする”形で軽減してくれるのが大きな特長です。
ここでは特に注目したいAI搭載機能を4つピックアップし、それぞれの魅力を掘り下げてみましょう。

■AIベースのIntelliScript

テキストスクリプトから自動でタイムラインを生成する革命的機能。
スクリプト(台本や原稿)に基づいて、動画素材とマッチするタイムラインをAIが自動的に構築してくれます。
これにより、従来のように“台本を見ながら手作業でカット編集”していた工程が大幅に短縮されます。

活用シーン:教育・セミナー系コンテンツの量産

  • 台本ベースで進行するYouTube動画や企業のナレーション付き動画

メリット:初心者でも編集フローを“組み立てる”負担が軽減

  • 台本と映像のズレがなくなる

■ AIオーディオアシスタント

音声編集のプロがそばにいるかのようなAIミックス機能。
素材の音量、ノイズ、EQなどをAIが解析し、最適なオーディオバランスを自動調整してくれます。
特に複数話者のある対談や雑多な環境音が混じる素材に対して、その威力を発揮します。

活用シーン:音響処理に自信がないユーザーの作品づくり

  • インタビューや対話形式の番組

メリット:録音環境に左右されない安定した音質へ

  • “聴きやすさ”が自動で手に入る

■ AIマジックマスク 2

人物やオブジェクトの切り抜きが、驚くほど精密に。
Resolve 18で話題を呼んだ「マジックマスク」が進化。
AIによる解析精度が向上し、さらにブラシによる微調整(マスクペイント)が可能になりました。
これにより、これまで難しかった細部の抜きや繊細な被写体処理が容易になります。

活用シーン:シネマティックな演出やミュージックビデオ制作

  • 人物の背景変更やカラーグレーディングの部分適用

メリット:精度の高い表現が誰でも可能に

  • マスク作成の手間を劇的に削減

■ 会話マッチャー

別々に録った会話も、まるで同じ空間で話しているように。
異なる収録環境で撮影した会話クリップ同士を、AIが音質・トーン・雰囲気ごとに自動調整してくれます。これにより、シーン全体の一貫性が保たれ、視聴者に違和感を与えません。

活用シーン:ドキュメンタリーや対談番組のシーン編集

  • Zoomなどのリモート収録素材の整音

メリット:複数カメラ・複数マイク環境でも安心

  • 音の違和感による“編集ミス感”を解消

音とかを調整するのは難しかったからとっても助かりそう

ワークフロー改善系の進化

DaVinci Resolve 20では、AI機能に加えて作業のしやすさ=ワークフローの改善にも大きな力が注がれています。
編集、録音、アニメーションといった“手のかかる工程”を、より直感的かつスムーズに行えるよう設計されています。
ここでは、制作現場で特に恩恵の大きい3つの進化ポイントをご紹介します。

■ キーフレームエディターの刷新

アニメーション作業が、より視覚的に・より自由に。
キーフレーム編集に新たに「カーブビュー」が追加され、動きの強弱を視覚的にコントロールしやすくなりました。
また、専用のタイムラインドロワーも搭載されており、複雑なエフェクトやモーショングラフィックの編集作業が格段に効率化されています。

活用シーン:テキストアニメーションやズームパン

  • モーショントラッキング+カラーボードの調整

メリット:グラフを使って“動きの質感”を直感的に調整できる

  • After Effectsのような微細な動きのコントロールも可能に

■ ボイスオーバー録音ツールの強化

録音も、編集も、DaVinci内で完結。
Resolve 20では、プロンプター付きの録音機能と、録音後のモニターや編集機能がワンストップで使えるようになりました。
これにより、外部ツールを使うことなく、ナレーションやガイド音声の収録から整音までを一気通貫で行えます

活用シーン:YouTube動画や企業紹介動画のナレーション

  • 字幕付きインストラクション動画の作成

メリット:台本を読みながら収録できるためミスが減る

  • 録り直しや音量調整もその場でスピーディーに対応可能

■ Blackmagic Cloud フォルダーの導入

クラウド上で“素材”も“プロジェクト”もシームレスに共有。
プロジェクトの共同編集を可能にするBlackmagic Cloudに、フォルダー単位でのメディア共有機能が追加されました。これにより、複数の編集者が同じ素材を共有・読み込みしながら、それぞれの編集作業を進めることができます。

活用シーン:外部スタッフと遠隔で連携するプロジェクト

  • チームでの広告映像制作や短編映画編集

メリット:リモートワークでも編集フローを止めずに運用可能

  • メディア管理がクラウドベースでスムーズに

これらの機能強化によって、「時間がかかる」「手間が多い」と感じていた作業の多くが、直感的でスピーディーに行えるようになりそうです。
DaVinci Resolveは単なる編集ソフトではなく、総合的な映像制作のプラットフォームとして、より一層の完成度を目指していますね

映像表現の幅を広げる新機能

DaVinci Resolve 20では、編集効率だけでなく“映像そのもののクオリティや表現力”を高める機能も進化を遂げています。
映像制作者にとって、より印象的で深みのあるビジュアル表現を実現できることは、大きな武器になります。
ここでは、特に注目したい新機能を取り上げます。

■ ディープイメージ合成

映像の奥行きを活かした高度なビジュアル表現が可能に。
Resolve 20では、新たにディープイメージの合成(Deep Image Compositing)機能がFusionに搭載されました。
これは、映像に含まれる奥行き(Z-Depth)情報を活用して、要素ごとに前後関係を保ったまま合成を行う高度な技術です。

これまでは平面上での合成に限られていたため、複数のオブジェクトやエフェクトを重ねる際に、どうしても“不自然な重なり”や“違和感のあるボケ感”が生じてしまうことがありました。
しかし、ディープイメージを活用することで、こうした問題を回避し、よりリアルで映画的な表現が可能になります。

活用シーン:奥行きのあるシーンを活かしたシネマティック演出

  • 背景と前景の分離が必要な合成(例:霧、煙、光の演出)
  • CGと実写の自然な融合

メリット:複雑なシーン構築でも、要素の配置が直感的かつ自然に

  • 合成のクオリティが1ランク上の表現に

このように、DaVinci Resolve 20では「AI」や「効率化」だけでなく、表現の自由度や深みを追求したアップデートも加えられています。

まとめ

アップデートされた機能を見て来ましたが、まだピンとこないものもあります
自分の作業に直結するものもあるかを確認しつつ、動画を作ってみよう

ますます進化するDaVinci Resolve
協業に力を入れているイメージですね
さっそく試してみよう

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