風景写真は、その瞬間の空気や記憶を閉じ込める特別な一枚。
でも、もしその中に“人”がいたら、どんな物語が広がるのでしょう?
AIの力でポートレート化する実験に挑戦しました。
風景写真が好きな私が、"新しい表現"に出会った一枚です。

背景はちょっと違いはあるけど、自分で撮影した写真です
衝撃でした
風景写真が好きな僕がポートレートを作ろうと思った理由
自然風景と人の存在の相乗効果
風景写真を撮るのが好きな僕は、これまで数えきれないほどの景色をカメラに収めてきました。
ある日ふと、自分の写真を眺めながら思ったのです。
「もしこの場所に誰かが立っていたら、どんな風景になるだろう」と。
これまでの技術では難しかったその想像も、AIの進化によって現実味を帯びてきました。
今や、まるで本当にそこに存在していたかのように、人物を自然に風景へと溶け込ませることができる時代。
今回は、そんな新しい表現方法に挑戦し、風景写真にポートレートの命を吹き込んでみることにしました。
AIでポートレート化してみた
使っているサービスは、ChatGPT Plus
ChatGPT Plusを活用することで、実写の風景写真とAI生成画像を融合させる新しい表現が、より身近で現実的なものになりました。
その最大の利点は、背景と人物の自然な一体感
AIの進化により、光の方向や色調、質感を実写に合わせて細やかに調整することが可能になり、人物やオブジェクトがまるで最初からそこに存在していたかのように違和感なく馴染みます。
さらに、撮影では実現が難しいシチュエーションやポーズも、AIなら柔軟に創り出すことができます。
モデル手配やロケーション探しといった制約に縛られることなく、クリエイティブな表現の幅を大きく広げられるのです。
ChatGPT Plusを通じて、アイデアの整理やプロンプトの洗練もスムーズに行えるため、自分だけの世界観をスピーディに形にできるのも大きな魅力。
今や、"風景を撮るだけ"にとどまらない、写真表現の新しい可能性が広がっています。
プロンプトの作り方
背景を選択する
まずは、背景を決めなければなりません。
撮影した作品の中から、ここに人物を立たせたらいいポートレートになりそうだな
という想像を元に選びます。
人物のイメージをする
プロンプトの肝になる部分ですが、組み立て方には2通りあると思います
ChatGPTに投げかける
ここまで準備が出来たら、ChatGPTに投げかけます
いつも最初に入れているテンプレート文をまずは入れます
私は風景カメラマンです
私の写真にモデルを組み合わせてポートレートにしたいと思っています
下記に記載するイメージと私の写真を組み合わせて自然な画像を作ってください
画像サイズを指定します
だいたい2種類のうちのどちらかを指定しています
画像のサイズは1792x1024(16:9)
画像のサイズは1024×1024(1:1)
そして、裏技で得たプロンプトを修正して画像を作ってもらいます
この微妙に時間がかかるのがいいんですよね
出来た作品が下のリンクです
もしよかったら見てみてね
意外と攻めてるGeminiのAI作成画像
Geminiに画像を作ってもらおう 最近、撮影してきた風景写真に、AIで書いてもらった画像を合成してポートレートにするというのが、ちょっとしたマイブーム。出来れば、本当のポートレートを撮影をしたいと思っているのだが、モデルの知り合いもいないし、権利も怖いし、ここはAIで作った画像を合成してポートレートにしちゃおうという訳である。ChatGPTにプロンプトを書いて作ってもらっていたのだが、そういえばGeminiに書いてもらったらどんな映像になるのだろうと思ったのだ。背景はこの写真にしよう まずはプロンプトを ...
旅立ちのホーム、静かなる決意
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XとInstagramへの投稿文を考えてもらう
この物語をX(旧Twitter)とInstagramで告知するための魅力的な宣伝文を、それぞれのSNS向けに1つずつ作成してください。
こんな流れで、最近は制作をしています
風景写真に人物を加える面白さ
風景写真に人物を加えると、そこには新たな物語が生まれます。
広がる空や海、静かな街角も、誰かがそこにいるだけで一気に表情を変えます。
風景だけでは伝えきれなかった「空気感」や「温度」、そして「時の流れ」を、人物の存在がよりリアルに引き出してくれるのです。
たとえば、夕暮れのバス停にたたずむ一人の女性。
彼女がいることで、ただの風景だったはずの写真に、"誰かを待つ切なさ"や"一日の終わりの安堵感"といった、見る人それぞれの感情が自然と重なります。
風景と人物が響き合うことで、写真は単なる記録ではなく、「物語を想像させる作品」へと変わっていくのです。
また、人物を加えることで、風景のスケール感も際立ちます。
広大な自然の中でたたずむ小さな人影は、大地の雄大さや人間の儚さを強調し、よりドラマチックな印象を与えます。
一方で、街中の風景に溶け込む人の姿は、日常の尊さや、見過ごしていた風景の美しさに改めて気づかせてくれるきっかけにもなります。
技術の進化により、AIを使って自然な形で人物を加えることができるようになった今、風景写真の表現の可能性はさらに広がりました。
ただ美しいだけではない、心に深く残る一枚を生み出すために――これからも風景と人物を組み合わせた表現に、挑戦し続けたいと思っています。
あなたの風景にも、物語を。
風景写真は、それだけでも美しく心を癒してくれます。
けれど、そこに「人」という存在を加えることで、写真は一気に物語を語り始めます。
日常の中で見過ごしていた景色も、誰かの仕草や表情を想像するだけで、まったく違う表情を見せてくれるはずです。
今ではAIの力を借りて、自分だけの世界を自由に描ける時代になりました。
難しい知識や特別な技術がなくても、少しの発想と好奇心さえあれば、新しい表現に誰でも挑戦できます。
あなたの撮った風景にも、そっと物語を添えてみませんか?
きっと、想像以上に心に残る一枚が生まれるはずです。